漏電と言った時にどのようなイメージを持つのであろうか。
感電する
火災になる
程度では中学生レベルの知識と違わないことになり、
電気管理技術者を生業とするものとしてはが恥ずかしいのと違う?
現実問題としてどの様なところで漏電していたのか、その際に何が起きていたのか、どの様な実害があったのか。冷静に考えてみて欲しい。
漏電測定をしていて ”明らかに問題あり” と判断された漏電に何回出くわしたか。それを追求した結果の結論は如何なものであったか。
まさしく漏電が原因で火災になった現場に出くわしたことがあるか。古い教科書や大昔の新聞記事の伝聞ではなく。
現実に漏電していて、その漏電が原因で感電した事例を目にしているか。
”感電 ”の大部分(全部と云ったら言過ぎか?)はアースが効いていない実質活線状態の所に触っただけのものである。
明確に漏電が原因の 感電 は極めて少ない。民間人が遭遇する事はないと断言できる。
電気管理に係わっていて、漏電を経験しているにもかかわらず、ほぼ全ての人が ”漏電が原因 ”の 火災 や 感電 には遭遇していないはず。
にもかかわらず、漏電の怖さをなぜ ”火災” や ”感電” に持っていくのだろう。小学生でも解るので脅しやすいだけと違う?
中学生レベルの低俗無益なイメージではなく、現実に即した正しい知識を持ち、設備を正しく管理していこうではありませんか。
素人に危険性を説明するのに 火災 や 感電 を持出せばその場の納得はさせやすい。しかし、これを数回繰返し、結果的に事故がなく、或いは何も変化がなければ 間違いなく オオカミ少年 になってしまう。 次には大事なことも聴いてくれなくなる。
オオカミ少年は絶対にやってはならない。
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