B種接地の必要性

B種接地の必要性

そもそもの目的は、技術基準にあるように、高圧から低圧に変換する際の変圧器での

 ”高低圧混触 ”

時の低圧側電線路の電位の上昇を防ぐことである。

高低圧の混触がなければB種接地の必要性はない事になる。

例えば一次二次共低圧の絶縁変圧器。一部医療用の機器などで実用化されているようである。

又、混触防止板があればB種接地は不要である。炭鉱などで実際に使用されているとのこと。

しかし、B種接地に相当する接地がなかった場合はどうであろうか。

本質から外れるのでここでは取り上げないが、B種接地がなければ漏電がなくなるという単純な事柄ではない。混触防止板を使用した設備ではいかなる管理をしているのか、その管理が如何に大変なのかを知る事から始めよう。

以下我々管理の対象である電気設備においては、B種接地の存在を前提に話を進める。

前のページへ次のページへ

ご質問、ご意見をどうぞ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です