まずはその設備の置かれている状況
停電できる回路であるかどうか
停電できるものであればブレーカーを順番に切っていく
この時、漏電計の指示が低下したらその切った回路に漏電の原因があることになる
これが幹線であればその先の分電盤で同様な調査をすることになる。
これは昔から実施されている漏電探査の手法で、手軽に実施できる。
回路数が少なければ非常に楽である。
停電することができない場合には幹線であればその幹線の途中の露出部分、途中に露出部分がなければ先の分電盤で調査をすることになる。
分岐が複数個になれば基本的には全てのところでこの調査をしていくことになる。
分電盤で一括でクランプできなければ、さらにややこしくなるが枝分れしたその先の分岐線でチェックするしかない。これを繰り返していくことになる。
枝の回路で調査することになるので場所を移動しなければならず、測定回数も増加し、手数としてはどうしても煩雑になる。
頭の分岐部分でクランプできない幹線については順次これを行っていくしかない
最悪の場合には関連する末端の機器を順番に全て調査して行く羽目になる。
ただしこの手法は負荷設備に不良箇所があるのが前提であるので、もし電線路が不良の場合には末端のすべてで不良箇所が見つからないという場合もありうる。
もしこの事態になったらクランプする方法を再考するしかない。
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